エドガー・ケイシーは約14,000件のリーディングを残しましたが、そのうち、約9,000件で癒しとホリスティックな原理について語っています。ケイシーは、人間は肉体と心と魂で構成されており、この三者が調和することで、初めて完全なる健康体になれると述べています。
リーディングでは、病気の対処方法を述べたのではなく、生き方、考え方、心の持ち方など、トータルにその人自身にアプローチしていきました。そのため、時には「貴方は何のために健康になりたいのか」ということを患者に考えるよう、促したこともあります。病気になる前の不健康な生活に戻るために病気を治したいのであれば、治さないほうがマシであるとさえ述べたことがあります。
日ごろの不摂生で体調を崩した場合には、ぜひ、その病をきっかけに、それまでの生活パターンを改めていきたいものです。
リーディングの主な健康に関するアプローチは下記の4つに集約され、4つの頭文字をとって、CAREと覚えます。
体液(血液やリンパ液)が滞りなく体内を流れていること
循環を改善させるために適度な運動、オイルマッサージ、整骨療法をする
食物を消化吸収する能力のことを言い、ケイシーは、
毎日の食事を酸性食品20%、アルカリ性食品80%で構成し、
水を1日7~8杯飲むようにとアドバイスしています。
更に、不用な毒素を生じない食べ合わせや調理法などにも言及しています。
十分な睡眠、リラクゼーションを取り入れる
身体の毒素を排出し、体内を浄化することで、身体を健康に保ってくれます。
排泄を促すために、運動、洗腸、蒸気浴、呼吸法、
水を飲むこと、などがよく勧められました。
エドガー・ケイシー療法は、単に薬を飲んだり、注射をしたり、というような、誰かに癒してもらう、というようなものではなく、自分で自分に癒しをもたらすための積極的な働きかけが必要になってきます。また、体内に蓄積している毒素だけでなく、心に蓄積している毒素(ネガティブな思い、過去のトラウマ、怒り、悲しみなど)も心の外に排出していくために、自分の心のクセや持ち方を変えていくことも大切です。身体にとって不要なものは、いつまでも体の中に溜めておかないで、さっさと捨てていきましょう。
また、エドガー・ケイシー療法では、日々の食事は健康保持のための、とても大切な鍵となっています。「食事」と一言で言いますが、実は、根本から「食事を変えること」には強い意志が必要で、とても大変なことです。単に食事にとどまらず、その人の生き方自体を変えるほどのインパクトを与えることもあります。これまで何を食べてきたか、何を考えてきたかで今の自分を作っていると言われます。食事についてもぜひ、おろそかにしないで、大切にして下さい。
更に、人によっては、健康を取り戻すために、魂の領域までアプローチする必要があることがあります。これについては、輪廻転生や魂について書かれた書籍をご参照ください。なお、エドガー・ケイシーの述べた健康法についてご興味のある方は、エドガー・ケイシー療法に関する書籍が数冊出版されていますので、そちらをお読み下さい。
フランネル生地にひまし油をしみこませ、肝臓をメインとした腹部にあて、温熱ヒーターで温める。リンパ球が活性化され、免疫機能を高める。
ピーナッツオイルやオリーブオイルなどを用いるマッサージで、血行を高め、種々の腺を活性化させ、老廃物を排出する。また神経の機能を高め、背骨の矯正を促す。
骨の矯正法などによる背骨の矯正。脳脊髄神経と自律神経を活性化させる。
通常の排泄のほか、コロニクス(洗腸)、サウナ(発汗)などの水療法で体内毒素の排泄を促進させる。体内浄化、血行促進、内臓を活性化などの働きがある。
80%のアルカリ性食品と20%の酸性食品が日々の基本となる。住んでいる土地で取れる食物を摂る。炭酸飲料、精白された穀物、砂糖、刺激物、炭酸飲料、揚げ物、牛肉、豚肉は避ける。
祈り、瞑想、夢解釈などを通じて自身の「内なるドクター」からのメッセージを受け取ると共に、自分は健康であるというイメージングを行う。
著者:W・マクギャレイ医学博士
出版社:中央アート出版社
著者:H・ライリー
出版社:中央アート出版社
グラディス・マクギャレイ医学博士
出版社:太陽出版
著者:W・マクギャレイ医学博士
出版社:たま出版
著者:福田高規著
出版社:たま出版
著者:ローレンス・ステインハート
出版社:たま出版