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第1回 「幸運の女神」になるためのケイシー療法実践法
中学2年生のときにケイシー療法と出会ってから15年後に、初めて洗腸をなさったわけですね。実践されてみてどうでしたか?
もっと早くやっておけばよかったですね(笑)。やってみたら、日に日に体が軽く元気になって、感覚が鋭くなっていくのを実感しました。とくに私のように、多くの人々と会って人生を左右するほどの重要な相談に乗るような仕事をしていると、その人の発するエネルギーをダイレクトに受けます。ここでいうエネルギーとは、雰囲気や感情、考え方、潜在意識、無意識の全てを含みます。それが良いエネルギーならいいのですが、不安、不満、不信、心配、恨み、妬み、落ち込み、イライラ、抵抗、拒絶、執着、過去のトラウマ、心の傷などといったネガティブなエネルギーだと、私の体や心もその影響を受けます。体がどっしりと重くなる、腰や肩が鉄板のように張ってくる、相談相手と同じようなネガティブな感情が湧いてくる、無性に何か食べたくなる、やたらと眠くなるetc.……。
 
それが洗腸を行ったら、まるで数日ぶりに歯を磨いたり、お風呂に入ったりした後のような爽快感が全身に広がったというか。より具体的に言うと、肉体がすっきりと身軽になり、さらに肉体の周りにあるエーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体という4つのエネルギー帯までエネルギー・クリアーされたという感覚があって。それからハマり始めましたね。
 
これは皆さんにはオススメしませんが、実は私は始めた当初、3か月ほとんど毎日続けたんです。もちろんケイシーも北極老人もそんなやり方は勧めていませんよ。私は周りに洗腸をお伝えする以上、どこまでやると、どうなるのかというのを自分の体で試しておきたかったし、純粋に体も心も徹底的にデトックスをしたかったんですね。その結果、ダイエットする気なんてさらさらなかったのですが、3カ月後には体重が14㎏減ったんです。実際には17kg減って、これは減りすぎだと思って3kg戻しました。別にもともと太っていたというわけではありませんでしたが、自分でも驚きましたね。肉体も感情も、また思考や意識もかなりデトックスすることができたと思います。
3か月で14㎏! 同時に食事制限をなさったんですか?
一切食事制限はしていませんが、食についてはとても大切にしていましたね。というのも、洗腸でネガティブ・エネルギーを出すことは確かに重要ですが、できる限りネガティブ・エネルギーを体内に入れないということのほうが、もっと重要だからです。そのネガティブ・エネルギーが、一番カンタンに体内に侵入してしまうのが食事です。どんなに旬の新鮮ないい食材でも、無農薬無肥料の有機栽培でつくられた野菜でも、料理する人にネガティブ・エネルギーが沢山溜まっていたら、出来上がった料理はネガティブ・エネルギーの塊になってしまいます。北極老人も「幸せな人生と霊性の進化にとって、最も大切なことは食事である」と仰っています。
 
実は人だけではなく、料理そのものにも、物質、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体という5つのエネルギー帯があります。もし、作り手がイライラしながら作っていたら、その料理のエーテル体とアストラル体はイライラエネルギーでいっぱいになってしまうんです。そんな料理を食べたら、自分のエーテル体とアストラル体にイライラエネルギーが充満して、本来の性格とは無関係にイライラしやすくなってしまうでしょう。また、作り手が自分のことばかりを考えながら作っていたら、その料理のメンタル体とコーザル体は「自己中エネルギー」でいっぱいになります。そんな料理を食べたら、本来の優しさが失われて自己中で自分勝手に陥りやすくなってしまいます。そうならないようにするためには、正しい食事を心がけることが大事です。正しい食事とは、食べる人のことを祈りながら作られる愛情いっぱいの食事のことです。

そんな愛情溢れる食事が食べられる場所として、私がよく大阪で通っている食事処のひとつに「御食事ゆにわ」というお店があります。ここは北極老人の教え子たちが切り盛りしているお店なのですが、そこの店長、ちこさんの著書、「いのちのごはん」の中には、「『ゆにわ』がめざす料理は、究極の愛情料理です。ライバルは、プロの料理人ではなく、すべてのお母さんなのです」とあります。確かに、お母さんが子供のために作るような愛情いっぱいの「ゆにわ」の料理には、そんないいエネルギーが満ち溢れています。だから食べた人も安心感と幸福感に包まれます。

単にカロリーだけを考慮して作られたものや、偏った健康法に基づいた食品だけを摂るという食事をしていたら、次第に大切な何かが失われていってしまいます。目に見える物質というのは、いわば「5分の1の世界」なんです。その先には、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体といった、目に見えない「5分の4の世界」、つまり物質世界の4倍以上もの広大な世界があるのです。どんなエネルギーで料理をつくり、どんな気持ちで頂くのか。そのエネルギーこそが霊性の栄養となり、運命をつくる土壌になります。豊かな土壌があれば、あとは芽が出るのは時間の問題ですよね。というわけで、私が北極老人と出会ってからは、心に優しく魂の栄養になる「5分の4の世界」を含む、「5分の5」のエネルギーに満ちた食事を心がけていました。
 
そうした食事に配慮したうえでやっていたことがあります。それは、いい油を摂るということです。腸内環境をよくしようと思ったら、デトックスはもちろん良い油を摂ることが大事なんですね。そのために私がしていたのは、酸化しやすい油や、プラスチックオイルといわれるマーガリンや安価なオイルを避けて、良質のオイルを使うこと。そして寝る前にスプーン一杯の新鮮な亜麻仁油を毎日飲むということでした。私の場合は、オメガ3がたっぷりのオメガ社の亜麻仁油を愛用しています。それと、胃腸の調子を整えてくれるニレ茶も飲んでいましたね。
 
さきほどのお話に上がりました「ゆにわ」のスタッフたちはみんな、営業終了後の毎晩、亜麻仁油とニレ茶を飲んでいます。私は洗腸に加えて亜麻仁油とニレ茶を飲むという生活を3か月続けていたら、心身のデトックスができたこともあって、あくまでも自分の感覚ですが、肉体感覚が10歳くらい若返ったんです。食欲が旺盛になり、睡眠時間が減り、体がものすごく元気になって、体力の回復スピードも戻って、といいことづくし。今は洗腸を1週間から2週間に1回くらいのペースで行っていますが、その肉体感覚はずっとキープされていますね。

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