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第1回 「幸運の女神」になるためのケイシー療法実践法
日本はA.R.E.本部に次いで、世界で最も活発にケイシーの啓蒙活動が行われていると言われていました。日本語で翻訳されているリーディングや書籍はまだ数少なく、原文で読める人も少ないことを考えると、これは非常に不思議な気がします。
エドガー・ケイシーに関する本で、英語に次いで多いのは、日本語で書かれたものです。これは、たま出版と光田秀氏の功績によるものですが1960年代から日本語への翻訳が始まった事も理由の一つでしょう。
 
A.R.E.の図書館にはフランス語、ドイツ語や他の言語で書かれたケイシーの本がありますが、日本語のものが外国語の中では一番多いのです。なぜ(リーディングの)全てが日本語になっていないのかという疑問にお答えすると、「秀さんが終わらせていないから」です。彼は全部終わらせてから、天に帰る予定です(笑)
 
ですが、ケイシーのリーディングは時に難解です。英語圏の人たちも、ほとんどの人がリーディングそのものを読みません。人々はリーディングが語るコンセプト(概念)について書かれた本、コンセプトについての記事を読み、コンセプトに関する勉強会に参加し、引用されたものを読みます。ですから、リーディングは研究材料であって、それをそのまま読むのは、英語を母国語としている人間にとっても実は大変なことなのです。
日本人がケイシーを受け入れている理由は何故だと思いますか?
何故これほど日本人にエドガー・ケイシーが受け入れられているのかについては、いくつかの理由が考えられます。 
私はよくアメリカ人に言うのですが、私は、これまで、日本に3度行き、講演をしました。日本とアメリカの聴衆の違いは、日本ではたいてい男性と女性がほぼ半々ですが、アメリカでは、ほとんどが女性なのです。7割くらいが女性です。
そして日本では30代、40代、50代が多いと思いますが、アメリカではほとんどの人が50代、60代、70代です。ですから日本のほうが、より若く、男女の割合が均等である事がわかります。
 
それとわたしの想像ですが、第二次大戦の後、戦争によって日本人は霊的なことや宗教への興味を失ったけれども、心の奥底では、私たち一人ひとりは魂であり探求者なのです。それで日本の人々は「生きるって何だろう? なぜ自分はここに存在するのだろう? 人生の目的とは?」と自問し続けていたのでしょう。そしてエドガー・ケイシーの情報はこれらの問い全てに答えられるものですから、自然に受け入れられたのでしょう。日本にケイシーセンターがあり、A.R.E.に次いで2番目に会員の多いセンターであるというのは、素晴らしい事だと思います。只々、素晴らしい。
ケビンさんは3度、来日されていますが、日本人の食生活や昔からの風習で「これはケイシー流だな」とか「これはいい」と思われることがあれば教えて下さい。
この話題については、ずっとお話しできます。
まず日本の普通の食事、それは、アメリカに比べて量がずっと少ないですし、低炭水化物で、良質なたんぱく質が使われています。アメリカも以前よりは良くなっていますが、日本食のほうが、ケイシーの食事法にずっと近いものです。
 
それから、日本には腹八分で止める、という慣習がありますよね? これは、健康的なアプローチだと思います。
 
そして日本人はとても勤勉で、向上心があり、献身的で、アメリカに比べて集団意識を強く持っている、すなわち自分のする事が他者に影響を及ぼすと理解していると思います。そして人々は、地域社会や会社など、全体を通して考えています。
 
菜央子さんも秀さんも大好きですし、日本で会ったすべての人が大好きです。1992年に初めて日本に行った時、日本という国に深く感動をおぼえ、日本人と深く繋がっている感じがしました。そして日本にいる間、とても幸せだったのです。だからもしA.R.E.で働いていなかったら、ガールフレンドがいなかったら、日本に残って英語を教えていただろうと思います。それまで訪問した国の中で一番でした。ですから日本は大好きなんです。行く度に気に入りました。本当に素晴らしい国です。

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