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第3回 ケイシーとの出逢いは夢の中。ケイシーからの招待状を見つけたんです。
テンプルのお客様には皮膚の乾癬やアトピーでお悩みの方も多いのですが、ステロイドについても同様にお考えでしょうか。
そうです。ステロイドも使いようですから、あまりに辛い症状であるなら短期間に使用して痒みを抑えればいい。ただ先ほどの例に戻りますが、ステロイドを使うということは、火事だからと火に水をかけてはいるものの、原因が分かっていないからまた出火する可能性がありますよ、ということです。だから、見た目だけで治ったと思ってはいけない。根本原因を探り、それに対処する必要があるんです。
とはいえ、乾癬やアトピーがなかなか治らないという人は、その原因を探るのにも相当苦心されていることが多いようです。どうすれば原因を掴めるんでしょうか?
普通はまず一般的な血液検査でアレルギー反応をみたり、化粧品のパッチテストをしたり、内臓の状態を調べたりするものですが、その検査結果が原因の全てだというわけではありません。たとえば今ここでアレルギー検査をして、ダニやホコリにプラスの反応が出る人がいるとします。でもそれだからといって、その人イコール花粉症やアトピーだということにはなりません。国語のテストが30点だからといって日本語が話せないわけではないというのと同じで、アレルギー検査も単なるテストにすぎないんですね。つまり、テスト結果は今起きていることの原因だという裏付けにはならないんです。 

それから全身から体液が出てしまうような重度のアトピーに悩まされている人のなかには、カルマの問題が関係していることもあります。実際に以前そういう人に会ったことがありますが、退行催眠を受けたら自分が火あぶりの刑にあっていたということが分かったと話してくれました。その時の細胞の記憶を今に残していたことが、ひどいアトピーの原因だったというんですね。そういうわけで、一概にこうすれば症状の原因が分かるという簡単なものではないのですが……。やはり一番は、ご自身の皮膚と対話することですね。それには瞑想をするのがいいと思います。そして、体だけでなく心や魂のクレンジングを行い、ネガティブな感情をリリースすること。感情の抑圧というのもまた皮膚に表れるものだからです。
気付きが大事だということでしょうか。よく過去世退行や催眠療法などでは、気付くだけで治癒が起こると聞きますが。
他の人に言われたのではない、内からの気付きには大いに効果があります。でも、それだけでは足りない場合もあります。私が思うのは、『人は苦しみや修行ではなく、至福体験によってしか変われない』ということ。苦しみや修行からは気付きは得られるけれど、変化を遂げるところまではいかない。ですから気付きに加え、至福体験を味わって変容していくことこそが治癒を導く鍵だと思うのです。これを自分と患者さんの双方で体験することが、私の目指す次のステップでもあります。

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