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第19回
私以外にもそういう体験はたくさんの人がしています。今日は、その一人、高橋真澄さんに同席してもらっていますので、高橋さんの体験談を話してもらってもいいでしょうか? 彼は2016年1月にコネプラを学ばれました。
まず起こったことは、当時小学校5年生の息子が原因不明のまま1年以上立てなかったんですが、コネクションプラクティスのパート2が終わったとき、僕の息子に対しての関わりが大きく変わったんですね。そしたら息子が立てるようになったんです。
ええー!? ちょっとよく分からないのですが、その時の状況をもう少し具体的にお話ししていただいていいでしょうか?
小学校4年になるころ、ある日突然息子は「お父さん、立てない」と言って、立てなくなったんですね。足腰に全く力が入らず、病院で検査をしても原因不明。遺伝的な異常か精神的な何かではないか?この感じだと精神的な要因かもしれませんね、と医師には言われていました。しばらくカウンセリングに通いながら様子を見ていたら松葉づえで立てるところまでは回復しましたが、それ以上の改善はなく、去年の1月も自力では立てない状態でした。

コネプラのパート2では『繋がりの道を歩く』というワークがあります。僕は息子が立てないということをテーマにしてその道を歩きました。まず、僕がそのことについて何を感じ何を望んでいるのかに気づき、次に息子が立てないということについて何を感じ、何を欲しているのか、それを僕が推測しながら気づいていきます。そして最後に僕と息子がこの問題についてこれからどう取り組んでいくのかを見出すためにクイックコヒーランスで洞察を得て、僕と息子がそれぞれ欲しいものを満たすための解決策を考える。そういうプロセスの道を歩きました。

その時、初めて深く息子の、寂しいとか辛いという気持ちの大きさに気づくことができました。そしてお父さんともっと一緒にいたい、という気持ちにも気づきました。そして洞察を得たときに近所の散歩コースが見えてきたので「そういえば最近、息子と散歩してないなぁ。帰ったら一緒に散歩に行かないか息子に聞いてみよう」という行動プランができました。コースが終わり自宅に帰って、息子に「今度の休みに散歩に行く?」と聞いてみました。すると輝くような笑顔で「行きたい!」と言ってくれました。その時ある気づきが起きて、息子に「もしかしてお父さんと気持や感情で繋がっていることが大事なの?」と自然に聞くことができました。しばらく息子は考えている様子でしたが、また輝くような笑顔で「うん!」と言ってくれました。そういう会話があった日の夕方、息子は歩けるようになりました。
家に戻られて息子さんが歩けるようになるまで時間的にどれくらいあったんですか?
朝8時に息子とその会話をし、歩けるようになったと連絡が入ったのが午後3時くらいです。それを聞いたときはあまりに驚いて腰が抜けました。
色んな意味で、びっくりしています。人って、たったそれだけのことで歩けなくなり、たったそれだけのことで歩けるようになっちゃうものなんですね。身体の神秘としかいいようがないです。
もう1つ、身体の神秘を感じた別の体験があるので、シェアしていいですか? 僕はアメリカの合宿から戻ってきたばかりなんですが、3日ほど前、合宿ではこんなことがあったあんな体験をした・・・と妻と話しをしていました。すると何か妻の心に引っかかりを感じたので、妻のその心のモヤモヤについて共感的に妻の話を聴いたり、コヒーランスを使ってワークをしました。すると妻の子供の頃の心の傷が見えてきました。NVCでは心の傷を癒すためのワークがあるのでそれを妻と実践していたら妻の心の傷がだんだん癒えてきました。だいたい2時間くらい話していたと思います。そして今朝、妻が起きてきて「肌のハリが全然違う!」というんですよ。すごい艶々していると。
羨ましい! 私もやってほしい! その2時間のセッション。
ホントに劇的に変わっていて、表情も柔らかくなって「他に何かやった?」と聞いても「いや、あの夜、子供の頃からずっと心にあったつっかえが消えたからだ」と言うんです。子供の頃、妻の心の中に芽生えていた「私はいらない子じゃないのか?」という思いがその後の人生のあらゆるところに影響を与えていたので、それを癒していったんですが、その癒しが起こった2日後、妻の肌や艶々になっていたという・・・。
普通、奥様がこういうことを勉強しても、夫の理解と協力が得られず、うるさがれるだけですが、ご主人が学ばれ、そして奥様の話を共感的にずっと聴いてもらえるというのは、それだけで十分癒しですよね。その内なる癒しが肌の艶に出てくるというのも面白いです。そして、同じ女性として、愛する男性が自分の話を繋がりと共感を感じながら聴いてくれるという奥様が羨ましくてしょうがないですねぇ。IT会社の社長さんとは思えないですよねー。
いやITの「I」は愛ですよ。愛がないまま作られたソフトは結局は使いずらくて誰にも使われないソフトになってしまうんですよ。

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