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  3. 第13回「ケイシーは生まれ変わりという価値観に目覚めさせてくれました。生きる目的を自覚したのもケイシーの本からです。」

第13回
たしか、韮澤さんは餓死しそうになってその団体を抜けられたんですよね?
いえ、餓死ではなく、最後はとうとう栄養失調になってしまったんです。どうしてかというと、お金がなく、能力が発揮できないときは何も食べられないわけです。
なるほど。能力が発揮できれば食べ物は引き寄せられるけど、疲れて空腹だと能力も発揮できないから、ますますお腹が空いてしまう…。
そこには京都大学哲学科出身もいたし、京都の舞妓さんも、シンガポールの人もいました。男性も女性も、生まれたばかりの赤ちゃん、乳幼児も総勢20人くらいがいました。とうとうお金がなくて家賃が払えなくなり、最終的には追い出され、その20人が路頭に迷って放浪し始めました。十菱さんのその後の行く末は、ナオコさんがお会いになられた頃の十菱さんになるわけです。
私がお会いした晩年の十菱さんは、もう枯れたというか静かな感じでしたよ。でも若い頃の十菱さんの武勇伝は聞いたことがあります。お酒を飲んで暴れたり、警察に拘留されたこともあったそうですね。
その喧嘩のやり方も、ある意味超常的でした。武道のような感じだったんです。十菱さんは地球のドグマを超えたものを追求しようとしていた姿勢が強烈でした。だから、ああいう人生になったんですね。追求せんとしたものは純粋で有意義なものがあったんですが、結果的に人生は非常に厳しいものになりました。
地球の法則には合わなかったのかもしれませんね。それから、十菱さんは若い頃、とにかく女性におもてになったと聞きました。女性のほうが十菱さんの元を離れられなくなってしまうと。最晩年の十菱さんとしかお会いしていないので、なぜそんなに多くの女性が十菱さんに魅了されたのかなと思っていたんですが。
それにも超能力的なものがあったんですよ。つまり物質的なしがらみを超越するということです。財産とか名誉で愛は簡単に壊れますが、本当の愛に触れるかどうかでしょう。麟さんの人生は客観的にみると破れかぶれに思えますが、私もその場に身を投じていた身ですから、さっき紹介した本に書かれているイエスの足跡と重なる部分がありました。
半年ほどでしたが、十菱さんとの濃いテレパシー生活の名残は今の韮澤さんの中に残っていますか?
それはありますね。でも、あの感覚は誰のなかにもあるんです。ケイシーのリーディングから分かるように、人間の身体というものは、細胞分裂を常にやっているわけです。同じ分子細胞でありながら、この手や足を作り上げるからくりは分からないらしいんです。でも分子細胞を作り上げるフィーリングがあると。ある「場」が存在する、というのが最先端の生物学の考えなんです。そのエネルギーが我々の本体であるわけです。その本体の動きと自分のエゴは相当かけ離れています。その声を聴くのがうまいか下手なのかで大きな違いになってくる。ケイシーという人は、その根源のソースに近い能力を持っていたわけなんですね。だからライフリーディングのほかに、フィジカルリーディングの分野で多くのリーディングをとることができたんだと思います。
UFO問題に少し話しを戻しますが、UFOを見る人はしょっちゅう見るし、見ない人は全然見ませんよね。どうして見る人と見ない人がいるんでしょう?
私たちも修行時代に学んだんですが、自分の身体を相手に見えなくするテクニックがあるんですよ。見えなくすると何でもできるんです。
透明人間ってことですか?
透明人間です。それを訓練していたんですよ。実際は私を見ていた人の認識をコントロールすることです。記憶を消すということでしょうかね。十菱麟さんのグループでは、普通の心霊現象や心霊体験はほとんどやりましたね。
水の上を歩くなんてのは、簡単って感じですか?
そうかもしれないね。霊だとか予知というのは頻繁に体験していましたね。透視現象も起きます。
透視する、ではなく、透視現象が起きるってどういう意味ですか?
我々は警視庁からマークされていましたから、集団でも個人でも動いていたら必ず尾行されていました。旅先で旅館に泊まると、近くの部屋に必ず彼らがいるんです。それは別に見に行かなくても透視能力で分かりました。そういった状況の中で、その尾行をどうマインドコントロールでまくか、そんなことをやっていました。そうしていると、ものすごく感覚が研ぎすまされてくるわけです。

例えば、リーダーがいて何人かで訓練するときに、野山や林の中を歩いているとするでしょ? すると、トップの人間には虫が全然寄ってこないんです。後ろで歩いている人間にたかってくるんです。波動の高い低いがあるんです。前の方は研ぎ澄まされて動いていますが、後ろの人間は嫌々ついてくるわけです。そうすると虫の寄り方も違ってきます。あれは不思議でしたね。
実際の訓練はどういったことをされていたんですか? 瞑想もされていましたか?
瞑想は基本です。第3の目を開くためにインドの特殊な行のようなものもやっていました。それよりも、24時間常にそういったフィールドの中にいるということで、体外離脱や宇宙旅行、透視、予知、そういった能力がたぶんに引きだされたんですね。
そこでは若返り法は習わなかったんですか?
若返りはなかったですね。十菱さんも亡くなったし。でも人間はうまく調整できれば800才くらいまでは生きられると言われています。でもこの地球ではストレスが多すぎます。
ある程度まで生きたら、新品の肉体をまとったほうがいいですしね。旧約聖書を読んでいると、当時の人は何百歳も生きていたと書かれていますが、たとえばアブラハムとサラは長寿だった割に、もう自分たちには子供を作る年齢を過ぎたと嘆いているのが今の人間と変わらない年齢だったりしていますよね。老人として何百才も生きるよりは、私はさっさと肉体をリニューアルしたいです。
それが、そうでもなくて、宇宙人の事件をみてみると、数百才でも20才くらいの肉体というのがありますね。
そこは、1日何時間ですか? この地球の時間軸で800才は生きたくないですねぇ。私は4才のときにすでにあと80年生きるかとウンザリしていたくらいですから。
そうなってくると、その長い時間をどう生きるかなんですよ。そこが抜けていますよね。いまだと定年退職で人生終わりですから。
さっきの訓練の話しに戻しますが、その訓練法は十菱さんが金星人から教わったものなんですか?
十菱さんが同じ訓練を金星人から受けたそうです。その金星人と直接会ったことがある人が先輩の中に2~3人いました。メンバーが散り散りになった後もしばらく何人かと手紙のやりとりもしていましたが、最初にいた仲間の手紙というのは面白い内容でした。でもそこで僕が体調を崩して実家に戻ったあと、普通の感覚に戻るのに時間がかかりました。半年はかかったと思います。でも、実家である人のことを考えていると、しばらくすると必ずその人が訪ねてくるみたいなことはありました。引き寄せてしまうんです。それはずっと続いていました。
この地球では、私たち人間というのは、この肉体の感覚が全てであって、第六感というのは無いことが前提になっていますよね。でもかつての韮澤さんのように、人間はテレパシーで交信し、言葉によらず意志疎通をしたり肉体を消すことができる、ということが前提になれば、この地球での経験はずいぶん変わってきますよね。時間も一方通行ではなくパラレルで同時に存在しているとなれば、歴史の見方も変わってきます。
変わりますね。でも精神世界、スピリチュアルの世界では言葉で分かったような気になるんだけど、実体は人間の細胞なんです。人間の細胞は自分の自己感覚と分離されているんです。それが一体となるところに、ケイシーの教えの意味も生きてきます。

UFOの遭遇事件でも必ず精神的な影響を受ける、あるいは精神的な影響を受ける現象が起きます。そこで地球の自然科学では説明のつかないものが伴うので、政府は発表できないんです。

ただでさえ、人は超能力に頼ろうとします。それが地球の現在の文明に致命的です。それを軍が1960年代に判断して、宇宙法という国際法を作りました。つまり宇宙開発上の道路交通法です。宇宙開発する場合は宇宙法にのっとって宇宙開発しましょうということになっています。月にいって独自で地域を占領してはならない、というものもあります。でも宇宙法の根源的なものは、地球外の知的生命体と遭遇した場合どうするか?ということが一番のテーマになっています。

一橋大学の大学院にその教科があったのですが、その教科書を見てみると、地球人より高い文明の宇宙人の生命体、同レベルの生命体、地球より低い生命体、それぞれの接触の仕方を規定しているんです。高い文明の場合は、地球と完全にシャットアウトしろと。地球に入れない。同じくらいなら交渉可能、低いところは統治管理する。そんなふうに細かく決まっているんです。

相手が高い文明であった場合、高い能力やセンスをもった生命体に遭うと、普通の人は神や仏に崇めまつって依存します。依存したら判断がつかなくなってしまいます。相手に裏切られたり、相手も手に負えなくなってしまえば混乱が起きてしまう。同じことはアメリカのネイティブインディアンに起きました。大航海時代のヨーロッパが他国を植民地化していくあのパワーに飲み込まれてほとんど全滅してしまいましたね。

別のところでは、高い文明がきて、裸でいるのは恥ずかしいからとみんなに服を与えました。そしたら服のまま川に入ったあと、濡れたまま陸に上がってみな風邪をひいて全滅してしまった。これが宇宙法の原理のなかに取り込まれています。そういった例が地球の文明にも起こりうると1960年代のアメリカ軍が決定して、それ以来、UFO問題は隠蔽されています。

私たちが享受している現代文明は、ヨーロッパのルネッサンスを経た近代民主主義とサイエンスに基づく文明です。これが私たちの享受している文明ですが、いろんな欠陥がある。その欠陥を補うようなものが南北のネイティブインディアンの文明のなかにあります。彼らはアトランティスの血を引いているわけですが、その中に宇宙人がたくさん下りている。そして彼らの文明にも関与しているし、最近まで宇宙人が一緒に住んでいたところもありました。宇宙人の基地だったところもあります。古代遺跡のように最近発掘されたりしていますが・・・。そのデータや資料がこの秋に明窓出版から『YOUは宇宙人に遭っています』という本で出ています。

近年になって、地球も宇宙防衛をし始めて、宇宙人との遮断を明確にする意味で、侵略的な宇宙人というイメージを形作っています。そういう実戦部隊があって、墜落したUFOからテクノロジーや部品をアメリカ政府が分析して、自作のUFOみたいなのを飛ばしてしまっている。そんな事件がここ20年くらい混ざってきています。UFO事件を偽装しているわけです。半導体もロズウエルの部品でした。ロズウエル事件の部品をペンタゴンが回収して、ベルカンパニーで研究させてできたのが半導体です。それを応用してコンピュータが出来ました。ですから我々の文明というのは、宇宙のテクノロジーを吸収していることになります。核エネルギーの問題については、僕の『宇宙人はなぜ地球に来たのか』に書いてあります。

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